師事した先生方

人生の中で多くの素晴らしい先生方とのご縁をいただき、ヴァイオリンと音楽の道を歩んでまいりました。


幼少期、沼津で過ごしていたころ、あまりに落ち着きがなくいたずらばかりしていた私を心配した母が、幼稚園の園長先生に相談したことが、ヴァイオリンとの出会いでした。

 

蓬田清重

 

沼津出身のドイツ帰りのNHK交響楽団第一ヴァイオリン奏者。

大変優しく、そして美しい音色を持った先生でした。

 

高級な赤ワインを思わせる深く艶のある音色は、幼い私にとって衝撃で、レッスンの帰り道に母と「どうしてあんな音が出るのだろう」と話した記憶が今も残っています。

 

外岡協子

 

父の転勤で下田へ移った際、蓬田先生よりご紹介いただきました。

 

東京藝術大学を首席で卒業された、大変知性と温かさを兼ね備えた先生です。

セヴシック、クロイツェルといった基礎から協奏曲まで、徹底したご指導をいただき、現在の自分の土台となる「深い音色を生み出す運弓法」を教えていただきました。

 

当時は静岡県学生音楽コンクールの審査員を務められ、現在は伊豆フィルハーモニー管弦楽団代表としてご活躍されています。

 

澤和樹

 

東京藝術大学在学中に師事。

日本を代表するヴァイオリニストであり、東京藝術大学学長も務められました。

 

大学では「自分で考え、自分で音楽を作りなさい」という姿勢で、伸び伸びと学ばせていただきました。

その教えは今も自分の中に深く生きています。

 

人格的にも大変素晴らしい先生で、現在に至るまで多くの面で支えていただいております。

 

沼田園子

 

澤先生のイギリス派遣期間中、1年間師事いたしました。

 

パガニーニ国際コンクール入賞、博士号取得など輝かしい経歴を持たれ、現在は洗足学園音楽大学教授としてご活躍されています。

 

浦川宜也

 

東京藝術大学大学院にて師事。

ドイツで研鑽を積まれ、日本を代表するヴァイオリニストとして活躍されました。

 

演奏活動のみならず、楽曲分析など学術面にも極めて優れ、学生たちの大きな目標となる存在でした。

また、生徒一人ひとりを大切にしてくださる先生で、ロンドン留学を勧めてくださったのも浦川先生です。

 

大河内弘

 

当時、日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターとしてご活躍されており、室内楽をご指導いただきました。

 

卒業後にはオーケストラのエキストラ演奏など、多くの現場経験の機会を与えてくださいました。

 

イフラ・ニーマン

 

中学生のころから公開レッスンを受け、ご縁をいただきました。

 

レバノン出身のユダヤ系ヴァイオリニストで、フランスではジャック・ティボー、ドイツではマックス・ロスタルに師事されています。

 

技術だけでなく、音楽そのものの精神性や表現を深く学ばせていただきました。

ロンドン留学時代の経験とともに、ニーマン先生の教えは人生の宝物です。

 

音楽祭・講習会にてご指導いただいた先生方


学生時代より国内外の音楽祭・講習会に参加し、ご指導を受ける機会に恵まれました。


合宿や講習会では、和波孝禧 先生より温かな音楽性と豊かな響きについて学び、深い感銘を受けました。


また、Josef Suk 先生、Boris Feigin 先生、クラフチェンコ先生、さらにZakhar Bron 氏の音楽祭にも参加し、ヨーロッパ・ロシアの伝統的な奏法や音楽観に触れる貴重な学びをいただきました。


これらの経験は、現在の演奏活動および後進の指導に大きな影響を与えております。